『イラストレーションファイル2022』では、パナソニック ホームズ 「Life Style Voice Magazines」我が家でカフェ気分 冊子とWEBサイトのお仕事を
掲載させていただいています。
「illustration FILEWeb」からもご覧下頂けます。
illustration FILEWebもご覧下さい。
2022.4.1 by イラストレータ- 金子ともこ
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2022.4.1 by イラストレータ- 金子ともこ
食べる本、読む料理」は、50回でついに最終回を迎えました。
タイトル:この世の「最高の食事」。
今回は最終章の挿絵です。
川野里子さんのエッセイは、こう始まっています。
『「食事」という言葉にはちょっとあらたまった響きがある。
同じような言葉でも「ご飯」には温かみがあり、「腹ごしらえ」には必要を充たす簡素さがあり、
「飲み食い」には猥雑な賑わいがある。「食事」という言葉には、それらとは別の特別な何かがあるように感じられる
・・・・・・・・・
またわたしはこんな想像をする。
もし、この地球でわたしたち人間が滅ぶ日が来て、
最後に残ったのが栃の実一個ほどの団子だったとしたら、と。
わたしたちはその団子を奪い合うだろうか、盗もうとするだろうか、
誰が食べるべきかを議論するだろうか、それとも皆でその団子を
ほんの少しづつ分け合うだろうか。』
・・・・・・・・・
今私は、こんな問いかけで終わった50話のエッセーの余韻に浸っています。
最初の、川野さんからの挿絵のご依頼は、
『金子さんの感じるまま自由に「ユーモアと毒」のあるイラストを描いて欲しい。
文章とズレた表現で化学反応を楽しみにしています。』
私はこのような言葉にワクワクしながら、最後まで挿絵を描かせていただきました。
第1回目挿絵は、本の中の美味しそうな食べ物を、食べたくても食べられない悔しさに、
ヨダレを垂らす、女の子( 川野さんの子供の頃のイメージ )と猫。
ここからお話が、始まりました。
今回最後の挿絵は、女の子と猫は、もう本の中の「レストラン」に入ってしまったのでした。📗
宮沢賢治の「注文の多い料理店」のイメージが、私の中に重なっていました。
最後まで読んでお付き合いくださった読者の皆様、
本当にありがとうございました。
おわり
2022.2.23 by イラストレータ- 金子ともこ
9回目挿絵、「食べる本、読む料理」は、「デザートと飲み物」のお話です。
「カフェ・オレで有罪」☕️
え!?、なぜ?・・と興味をそそる、タイトル。
川野さんの、文頭は、こう始まる。
「コーヒーに砂糖やミルクを入れるかどうかは、時には大事な意味がある。」
そして最後、
「何が大事で何が些末なことかは結局形のない人の心が決める。
カフェ・オレごときが運命を変えることもある。」
・・・・・・
このお話もここで残念ながら公開できませんが、
面白かったことに間違いありません。
私もそうでしたが、コーヒーって、大人になる為の飲み物でした。
子供の頃初めて出会ったコーヒーは、
インスタントコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり入れて、
「おいしい~ワ~♪」
大人の気分になったものでした。
大学生になった頃からです。
豆を挽いて、サイフォンでコーヒーを入れて、ブラックコーヒーを飲む。
コーヒーの香りに酔いしれていました。
喫茶店でバイトもしました。
ドリップでコーヒーの入れ方も教わりました。
なんだか、自分がすっごく大人になった気がしてしていました。
2022.2.8 by イラストレータ- 金子ともこ
☕️
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